合奏団では、ヴィオル・コンソートのために作品を書いて下さる作曲家へ委嘱するための援助金を募集しております。
これまで私共は、多くの作曲家に作品を書いていただきました。その中から廣瀬量平「高雅な猫のための組曲」、増本伎共子「宮廷のさざめき」、ケルターボーン「震撼」、水野勉「月夜の出来事」、林 光「河は百の塔の影を浮かべる」、一柳慧「Space Line」、西村朗「瑠璃光の庭」、有馬礼子「琉球風絃歌」、高橋伸哉「3つのベンチで」、佐藤容子「想花」などの名曲が誕生しました。これらは、聴く人とガンバの特性を意識して書かれているものであり、文化的な財産でもあります。同時代のすばらしい作品の数々を楽しみ、後世に残したいと思うのは私たちばかりではないと思っております。
現代作品を演奏する場合は、著作権料はもとより作曲委嘱料が必要ですが、アメリカでは良い策があるらしく、フランチェスコ・トリオの渡辺實和子さんは、「・・こういうアメリカの現代作品を演奏すると、助成金がもらえる。そうやって社会が、作曲家に発表の場を与えてるんです。日本はあまりそういう状況じゃなくて残念だけど…」(水戸芸術館音楽紙vivo 1996年20号より)とあります。
私共の主催公演は、若い方々や現代曲に馴染みのない方、多くの音楽ファンにも広く気軽に足を運んでいただきたいと入場料には作曲委嘱料は加えず低く設定してきました。しかし、やはりお客様にも昔の王様のようにパトロンとなって頂き、共に作曲家へ働きかけて、愛さずにはいられない作品を書いて頂こうではありませんか。主旨にご賛同いただけますならば、どうかパトロンとして、あるいはサポーターとしてご援助賜りますよう、一同深く頭を下げてお願い申し上げる次第です。
尚、援助下さった方のお名前を(無記名をご希望の方にはAnonymusで)次回のプログラムに掲載させていただきます。
☆ パトロン 1口 1万円 (何口でも) ご希望の方には最新のライヴ録音を差し上げます。
☆ サポーター 1口 3千円
神戸愉樹美ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏団一同